アリバイ会社を使い入居し、安心して家賃滞納してしまうと次回のお引越しの際の保証会社の賃貸審査に響きますのでご注意ください。
弊社の夜職のお客様の中には家賃を滞納したことがあるというお客様も多数いらっしゃいます。
経緯は様々ですが、やはり今後の事を考えるとアリバイ会社としては家賃滞納に関してはアドバイスさせていただきたいです。
賃貸物件の家賃滞納とは
ご存じかとは思いますが賃貸物件の家賃滞納はご自身のお部屋の毎月支払うべき家賃を滞納する事になります。
家賃滞納には軽度と重度があります。
賃貸物件の家賃滞納の軽度
軽度は引き落としされるべき銀行に家賃分のお金が入っておらず、保証会社から督促を受けるケースになります。もちろん毎回遅れるのは良くありません。しっかり家賃分のお金を補充しておきましょう。
賃貸物件の家賃滞納の重度
重度は2ヵ月以上の滞納になります。少し遅れてすぐ払うのではなく2ヵ月以上滞納してしまった場合は契約解除の対象になる可能性もあり、さらにはLICC(全国賃貸保証業協会)に家賃滞納歴を登録されてしまう可能性がありますので注意が必要です。
LICC(全国賃貸保証業協会)とは
当協会は、代位弁済情報の収集、管理、提供、開示を取り扱う情報事業の運営、業務適正化に関わる自主ルールの作成・遵守等を通じて、賃貸住宅への入居手続きの円滑化・合理化並びに賃貸保証制度の健全な発展と普及に寄与することを目的としています。
LICC(全国賃貸保証業協会)
分かりづらいかと思いますが、要するに賃貸物件の家賃滞納した方を登録して協会の会員の保証会社に共有して見れるようにすることを目的の業務としています。
保証会社とは?
保証会社に関しては、下記リンクにてご紹介しておりますのでご存じない方はご覧ください。
LICCに登録されるとどうなるのか?
LICCに登録されると保証会社の賃貸審査に受かる可能性がかなり少なくなります。気に入った物件があった場合LICCに加入している保証会社は全てNGになります。
LICC加盟店一覧
- アーク株式会社
- エルズサポート株式会社
- K-net株式会社
- 株式会社ルームバンクインシュア
- 株式会社ランドインシュア
- ホームネット株式会社
- 株式会社アルファー
- 興和アシスト株式会社
- ジェイリース株式会社
- ニッポンインシュア株式会社
- ナップ賃貸保証株式会社
- 全保連株式会社
- アシストレント
- 大成保証株式会社
- 株式会社宅建ブレインズ
特に東京都内でよく使われている保証会社は以下になります。
- エルズサポート株式会社
- 株式会社ルームバンクインシュア
- ジェイリース株式会社
- ニッポンインシュア株式会社
- ナップ賃貸保証株式会社
- 全保連株式会社
- アシストレント
アリバイ会社を利用しても賃貸審査に通らない理由
アリバイ会社はあくまでもお客様に会社に在籍しているという事をを提供するサービスとなります。
お客様ご自身が家賃滞納をしてしまうとアリバイ会社を使う手前の段階で賃貸審査に落ちてしまいます。
対策方法
対策方法としてはLICC加盟の保証会社を避ける事となります。ご提案できる賃貸物件がかなり狭まるのでご希望の賃貸物件に住めない可能性が高いですが最良の方法です。
LICCに加盟していない独立系の保証会社を選べば賃貸審査にうかる可能性が高いです。
独立系の保証会社
独立系の保証会社とは、自社審査のみで完結する保証会社になります。信販系でもなく、信用系(LICC加盟店)でもなく、独自の賃貸審査基準で保証をする保証会社になります。
そういった会社を選ぶことにより賃貸審査を通りやすくすることが出来ます。ただ、ポータルサイト上(スーモやホームズ、アットホームetc)にはその情報が載ってないので詳しい事を知りたい場合は不動産会社に問い合わせをする必要があります。
弊社では提携不動産会社がありますのでお気軽にご連絡ください。
アリバイ会社を利用すればかなり高い確率で賃貸審査に通ります
独立系の保証会社の場合は金融審査、滞納歴が考慮されないので、アリバイ会社を利用すれば賃貸審査に通る可能性が高いです。ただし物件数が限られるのでご希望の条件は満たされる可能性は少ないです。
独立系保証会社で賃貸審査を通過した例
弊社のお客様の中でアリバイ会社を利用して独立系保証会社で賃貸審査に通過してお引越しした例をご紹介いたします。
神奈川在住のご夫婦でご両人ともに金融ブラックでお引越しをしたいというご依頼です。
過去にエルズサポートで家賃の滞納歴があり、LICCでも引っかかる方なので独立系の保証会社だけに絞り賃貸物件探しをさせていただきました。
弊社からの提案は2つだけです。お時間をいただきたいという点と賃貸物件のご希望条件を妥協していただくという点の2点です。
1点目の時間に関しては提携不動産会社が毎回管理会社に保証会社の種類を確認しなければならないという労力があるからになります。この作業には管理の時間がかかります。
2点目に関しては皆様一様に希望の条件があるかとは思いますが、今回のケースでは条件の妥協が必要になります。ご希望の物件が信販系の保証会社やLICC系の保証会社だった場合は必ず賃貸審査に落ちるのであきらめていただく必要があります。
もちろん探すのはすごく大変でしたが、アリバイ会社の利用が2回目というのもあり電話応対がスムーズだったのが功を奏し何とかご入居いただきました。
アリバイ会社を利用しても賃貸審査に落ちる可能性はあります
アリバイ会社も万能ではありません。ご自身の金融事故、滞納歴があるとアリバイ会社を利用したとしても賃貸審査に落ちます。
以下の記事はアリバイ会社を利用しても賃貸審査に落ちる可能性がある例を細かくご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
次のお引越しのことまでしっかり考えましょう
賃貸借契約書の中に強制退去の欄がありますが、基本的には2ヵ月分滞納すると退去勧告を受ける可能性が高いです。その前に保証会社が関わってくるのでLICCに登録されてしまいます。
「遅れてしまってますが、その都度払っているのでなんとか大丈夫でしょうか?」
という質問をしてくるお客様がいらっしゃいます。
しょうがないじゃない。。他に買いたいものもあるし。。


おろそかにすると後々後悔することになるのよ!
結論からいいますと、次のお引越しにかなり不利になります。
「代位弁済」という言葉がありますが、わかりやすくいうと保証会社がかわりに家賃を立て替えてオーナー様に先に払ってます。つまり、毎回遅れるという事は毎回遅れる人という認識が保証会社についてしまいます。
ちょっと厳しい管理会社の中には保証会社審査は二つまでなどチャレンジできる可能性が少ないパターンもありますのでご希望の物件の審査が通らなくなる確率が高まります。
まとめ
実は弊社でも家賃滞納で保証会社審査に苦労するケースがたびたびあります。
皆さん「あーそうなんだ、ちゃんと払っとけばなぁ。」とおっしゃいます。
お引越しというのはどのタイミングで来るか未来はわからないものなので、ぜひ月々の家賃は遅れずお支払いすることをお勧めします。
いつのまにか保証会社に通らなくなる人にならないように気を付けましょう!
アリバイ会社 アチーブ